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中国市場動向

中国本土における民間医療保険市場の急速な進展: 保険加入者のニーズが示唆する多大なリスクと成長機会

2016.08.30

中国本土における民間医療保険市場の急速な進展: 保険加入者のニーズが示唆する多大なリスクと成長機会 中国本土の民間医療保険市場は急成長を続けています。民間医療保険の販売高は2014年の1.5兆元から2015年には2.4兆元に急拡大し、控え目に見積もっても、販売高は2020年までに5兆元を超えると予想されています。公的医療保険制度がひっ迫し、少子高齢化が進むなか、中国政府は規制を緩和し、加入者に税務上の特典を与えることで民間医療保険の普及に取り組んでいます。

EYは2015年10-12月期に、各階層の都市に住む2,000名を対象に、中国の保険分野では初の調査を行いました。保険会社、民間および公共病院、さらに医薬品会社を含むコンサルタントやエグゼクティブへのインタビューも加え、その結果を本稿にまとめています。調査は所得や年齢層別に、中国の民間医療保険の加入者の動向を探ることを目的として行われました。

調査によれば、回答者の3分の1は公共医療保険に満足しておらず、その89%が環境汚染により長期的な健康被害が引き起こされる可能性が高いと考えています。予期せぬ健康上の問題に備えて十分な貯蓄があると考えている回答者はわずか14%に過ぎず、その61%が最近、初めて民間医療保険に加入したと回答しています。また、調査は民間医療保険の需要が高まっていること、そして中国の消費者がテクノロジーを活用して保険商品にアクセスしていることを示しており、保険会社にはリスクを取ってでも新しい保険商品を提供する十分な理由があることを示唆しています。

英文オリジナルレポートと併せてご確認ください。

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