SECはレギュレーションS-Kにおける開示の近代化と簡素化のルールを採釈(3月21日号)

SECはレギュレーションS-Kにおける開示の近代化と簡素化のルールを採釈(3月21日号)

2019年3月21日
カテゴリー SEC

SEC and US GAAP Weekly Update 2019年

SECは、レギュレーションS-Kにおける一定の開示要件、関連するルール及びフォームの近代化と簡素化を図るFAST法を適用するための最終ルールを採択しました。変更点としては以下が挙げられます。

  • ファイリングの際に、コンフィデンシャルファイリングとしての取扱いに関するリクエストを出さなくても、Exhibitの情報の一部をコンフィデンシャルとしておくことを、登録企業に容認する
  • 3期分の財務諸表を提出する登録企業に、最も古い年度の説明及び以前のファイリング書類における説明への参照を省略することを容認するなど、柔軟な対応が可能になるよう、MD&Aに関する規定を修正する
  • より意味のある企業固有の開示がなされるようにレギュレーションS-Kに記載のリスク要因例を削除する
  • 会社にとって重要な不動産のみが開示されるということを強調するために、不動産の開示に関する規定を明確化する
  • 一定のファイリング書類の表紙とXBRLデータをタグ付けすること、及びEDGARで入手可能な参照方式の情報にハイパーリンクを貼ることを義務付ける

EY's AccountingLink websiteより他の記事もご参照ください(英語)。

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