刊行物
SEC and US GAAP Weekly Update 2020年

初年度のMD&Aの説明省略に関するSECの開示指針及び最新のフォーム10-Kに基づくEYの所見(1月30日号)

SECの企業財務部スタッフが、遵守及び開示に関する解釈指針(C&DI)を3点公表しました。本解釈指針は、2019年の規則改定により、3期分の財務諸表を提出する登録企業に、3期のうち初年度に関する経営者による財務・経営成績の分析(MD&A)における説明及び以前に提出した書類への参照を省略することを容認するよう修正されたレギュレーションS-Kに関するものです。今回公表されたC&DIは、以下を明確化しています。

  • 登録企業の財務状況、財務状況の変化、業績に関する理解のために説明が必要な場合は、3期のうち初年度のMD&Aの説明が省略されない可能性がありますが、必要に応じて当該説明が参照により組み込まれる場合があります。
  • 以前の提出書類に付された3期のうち初年度のMD&Aの説明に対する相互参照は、新たな提出書類の開示では参照されません。(つまり、省略された初年度の説明は、明示的に参照により組み込まれている場合を除き、新たな提出書類の一部とはみなされません)
  • 参照によりフォーム10-Kが組み込まれた登録届出書には、直近で提出されたフォーム10-Kに含まれる、又は参照により組み込まれているMD&Aのみが付されることになります。

本規則が施行された昨年以降にErnst & Young LLPが実施したレビューでは、時価総額250億ドル以上の上場企業が提出したフォーム10-Kのうち、37%が3期のうち初年度の説明を省略していました。説明を省略した上記企業の65%は、3期のうち初年度の記述式及び表形式のMD&A開示をいずれも削除しており、35%は初年度の記述式のMD&A開示を省略したものの、表形式の開示は3期分保持していました。

EY's AccountingLink websiteより他の記事についてもご参照いただけます(英語)。