レギュレーションS-Kの新たな開示要求は2020年11月9日から施行されます(10月29日号)

レギュレーションS-Kの新たな開示要求は2020年11月9日から施行されます(10月29日号)

2020年10月29日 PDF
カテゴリー SEC

SEC and US GAAP Weekly Update 2020年

先般SECが改定した新たなレギュレーションS-Kは、2020年11月9日以降に提出される定期報告書および登録届出書に対し適用されます。今回の改定により、登録企業に要求されるビジネス、訴訟案件、リスク要因に関する開示が簡素化され、人的資本の開示に係る新たな要求事項が追加されました。

11月9日以降にフォーム10-Q(四半期報告書)を提出する企業の大半は、訴訟案件の情報開示を簡素化するかどうかについてのみ決定する必要があります。ただし、フォーム10-Qにリスク要因に関する説明全般を記載している企業は、開示が15ページを超える場合、要約を添付するなど改定に準拠した変更が求められる可能性があります。

本規則の施行日以降に提出されるフォーム10-K(年次報告書)には、人的資本に関する取組や経営者が事業運営にあたり掲げる目標の説明等、すべての新規則に対応する開示を含めなければなりません。

規則変更の詳細については、To the Point(2020年8月27日号)をご参照ください。2020年9月発行の「How to approach the SEC's new human capital disclosures(SECの人的資本に関する新開示要求へのアプローチ方法)」には、企業が開示の作成を開始する際に検討すべき事項を記載しています。

EY's AccountingLink websiteより他の記事もご参照ください(英語)。

EY's AccountingLink website 

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