LIBOR廃止時期の発表(3月11日号)
SEC and US GAAP Weekly Update 2021年
LIBORの運営機関であるIBAと金融行動監視機構(FCA)は、パネル行が呈示するレートに基づき算出される英ポンド、ユーロ、スイスフラン、日本円の全LIBORおよび1週間物と2カ月物の米ドルLIBORの公表を、2021年12月末日をもって即時終了する意向を発表しました。パネル行が呈示するレートに基づき算出される米ドルLIBORの残りのテナー(すなわち、翌日物、1カ月物、3カ月物、6カ月物、12カ月物)については、2023年6月末日をもって直ちに公表終了となります。
LIBORの監督当局であるFCAは、代替金利指標への移行がとりわけ困難な一部の既存契約(タフ・レガシー契約と呼ばれる)に対する混乱を低減するため、特定のLIBOR(すなわち、英ポンド、日本円、米ドルの1カ月物、3カ月物、6カ月物LIBOR)を、指標性を有さないシンセティックLIBOR(市場データを用いて算出する擬似的なLIBOR)として、一定期間にわたり公表を継続するようLIBORの運営機関に要求するかどうかについて協議すると述べました。
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