EYは、米国調査会社IDC社の調査レポート「IDC MarketScape: Worldwide SAP Implementation Services 2020 Vendor Assessment」においてSAP導入サービスのグローバルリーダーに選出されたことをお知らせします。
本レポートは、包括的な評価フレームワークと一連のパラメーターによるベンダー分析モデルを特徴とし、SAPシステム導入サポートにおいて短期および長期的に優れたサービスが期待されるベンダーを特定することを目的としています。今回の調査では、SAPの製品ポートフォリオ全体にわたりグローバル規模でサービスを展開するシステムインテグレーター15社が評価対象となり、それぞれの特性を評価しています。
本レポートによると、ITバイヤーはSAP導入サービス分野におけるEYプロフェッショナルチームのカスタマーサービスおよび機能面の有益なアドバイス、コンピテンシーを高く評価しています。同様に、IDC MarketScapeはEYのマーケティングおよび成長戦略を高く評価しています。
IDC社は、ICTベンダー各社の市場における成功につながる要因を「ケイパビリティ」と「戦略」の2つのカテゴリーに分けて分析を行います。「ケイパビリティ」のカテゴリーでは、現時点の企業のサービスおよび製品の提供能力を示し、「戦略」カテゴリーは、オファリング、顧客セグメント、ビジネスに関するハイレベルの判断や仮説、そして今後3~5年間の市場開拓計画に焦点を合わせています。
EY Global Alliances and EcosystemのリーダーであるGreg Sarafinは次のように述べています。
「IDC MarketScapeにおいて、SAP導入サービスのリーダーに選出されたことを光栄に思います。特に、カスタマーサービスにおける強みを高く評価されたことは非常に喜ばしいです。EYでは、イノベーションと顧客アウトカムを何よりも重視したSAP導入サービスを目指しています。その一環として、SAPシステムの導入に伴うリスクを軽減しながら価値創出までの期間をより短縮するEY Intelligent Transformation Platform (インテリジェント・トランスフォーメーション・プラットフォーム)やSAP Industry Cloudのソリューションに多大な投資を行っています。また、EYの各プロフェッショナルは、SAPソリューションの効果的な導入に向けてクライアントにどのようなサポートを提供すればよいのか理解しています。」
EY Japan Technology Consulting SAPビジネス担当パートナーの梶浦 英亮は次のように述べています。
「調査の結果このような評価を得られたことは光栄です。グローバル同様、日本においても多数のクライアントのSAPプロジェクトをサポートしており、構想策定から製品導入までと幅広いフェーズでご支援しています。今後は、日本におけるSAP導入およびS/4HANAへの移行ニーズの高まりに応えるため、グローバルとの連携を緊密にし、ITPのようなツール活用や、リソース拡充を図り、より多くのクライアント支援を充実させていきます。」
IDC社のIT Consulting, Systems Integration, and Artificial Intelligence ServicesのリサーチディレクターであるAli Zaidi氏は次のように述べています。
「SAP導入サービスは奥が深く、着実に成長している分野です。概して企業は、サービスプロバイダーと戦略的な関係を構築して必要なソリューションを展開することにより、ビジネスアプリケーションポートフォリオのモダナイゼーションやコスト削減、確実な成果創出の実現を求めています」