アドバイザリー

サイバーセキュリティとIoT(モノのインターネット)

IoT(モノのインターネット)とは、あらゆるマシンがネットワークにつながることで形成されたエコシステムを表しています。

これはインターネットの進化形であり、モノやシステムに計算能力が組み込まれ、相互に通信することが可能となります。

マシンのネットワーク能力の高まりは日々利用する機器も含まれています。それには、家電、オフィス機器、モバイル技術、ウェアラブル技術、車両、工場全体、サプライチェーン全体、さらには都市基盤そのものも含まれます。

IoTの概念が登場するまで、人間、プロセス、データ、モノは単独で機能していました。しかし、マシンとマシン、人間とマシン、人間と人間が連携する時代が到来したことより、つながることは格段に容易になりました。

しかし、IoT経由の情報共有やアクセスが容易になることは、標的型サイバー攻撃に対して企業が脆弱になることを意味しています。企業は莫大な恩恵と同時に、上昇するリスクも検討しなければならなくなります。

テクノロジーの導入が急速に進んでいる領域では、すでにIoTが統合されつつあります。IoTの統合が進んでいる主な領域は下記のとおりです。

拡大し続けるIoTの世界

テクノロジーの導入が急速に進んでいる領域では、すでにIoTが統合されつつあります。
IoTの統合が進んでいる主な領域は下記のとおりです。

スマートライフ

最先端の革新的テクノロジーによって、消費者の生活はよりシンプルで安全なものとなる。スマートライフの例:

  • 医療 — 患者中心の新しい医療モデルの登場
  • 消費者向けビジネスと小売業 — 強化された顧客と共同創造者の時代
  • 銀行決済のコンバージェンス — 銀行業務とファイナンスの新モデル
  • 保険 — 統計に基づく契約から事実に基づく個別契約への移行
  • 公共サービス — 効率化

スマートモビリティ

リアルタイム経路管理とソリューションにより、快適な旅と安定した輸送が実現される。スマートモビリティの例:

  • 自動運転とコネクテッドカー
  • 都市交通 — 交通のスマートマネジメント
  • 都市間交通 — 複数の交通網の接続
  • 運賃管理と決済ソリューション
  • 流通・物流
  • 車両管理

スマートシティ

セキュリティとエネルギー供給に関するさまざまな課題がイノベーションによって解決され、都市生活の質が向上する。スマートシティの例:

  • スマートな都市インフラ管理 — ビッグデータ分析の活用
  • 多様な政府機関同士の連携 — クラウドテクノロジーの活用
  • リアルタイムのデータ収集による対応の迅速化 — モバイルテクノロジーの活用
  • セキュリティの強化 — 治安の改善、法執行の強化、緊急事態対応の効率化
  • 都市計画の改善 — 基本設計およびプロジェクトの管理・遂行の改善
  • 公益事業のネットワーク化 — スマートメーターやグリッドマネジメントの導入
  • 建物の進化 — 自動化の進展、管理の改善、セキュリティの向上

スマートマニュファクチャリング

プロセス、管理および品質の最適化に焦点を合わせた工場・物流ソリューションが登場する。スマートマニュファクチャリングの例:

  • 機械学習 — 意思決定のインテリジェント化・自動化
  • 機械とのコミュニケーション – 交流と連携の強化
  • ネットワーク化 — 製造装置の制御と管理のネットワーク化
  • プロセスの最適化 — 試作や製造に要する時間の短縮、プロセスの改善、サプライチェーン運用の効率化
  • 積極的な資産管理 — 予防診断・保守の活用
  • インフラ統合の進展 — インターフェース規格問題の解決

デジタルテクノロジーのネットワーク化とその拡大については EYのIoTレポート をご覧ください。

EY - Download Cybersecurity and the Internet of Things Download