アドバイザリー
EU一般データ保護規則(GDPR)対策支援サービス

EY プライバシーセミナー2018 開催レポート「グローバル × デジタル化におけるパーソナルデータの保護と利活用」
~GDPR適用以降の法規制の動向とプライバシーの展望~

2017年3月の開催に続き、EY Japanが主催するプライバシーセミナーが2018年11月27日に開催された。本セミナーでは、講演・パネルディスカッションを通じて、アジアを中心とした諸外国の個人情報保護法制、グローバルプライバシーガバナンス態勢の構築、デジタル分野におけるパーソナルデータ利活用に関する考慮事項等、グローバルにビジネスを展開する日本企業が取り組むべき、個人情報保護の実務上のトピックや事例を紹介した。

セミナーの開始にあたり、EY Japanデータプロテクション・リーダーである梅澤泉が挨拶を行った。近年のデジタル化、ビジネスの変化に伴うプライバシーを取り巻く周辺環境の大きな変化に、日本企業が対応することの重要性について述べた。

EY Japanデータプロテクション・リーダー パートナー 梅澤泉
EY Japan
データプロテクション・リーダー パートナー
梅澤 泉

第1部

第1部では、渥美坂井法律事務所の松岡史朗弁護士より、アジア、アメリカにおける個人情報保護に関する法規制に関する講演が行われた。近年、GDPRの影響を受けてEU域外国、特にアジア諸国において、規制の強化や法制化の動きが活発化しており、その動向のタイムリなキャッチアップ及び法的執行の状況にも注視すべきと述べた。

渥美坂井法律事務所 弁護士 オブ・カウンセル 松岡史朗氏
渥美 坂井法律事務所
弁護士 オブ・カウンセル
松岡 史朗 氏

第2部

続く第2部として、熊谷真知子より、「グローバルプライバシーガバナンスの構築」をテーマに、EU、アジア諸国を含む多くの地域での法規制強化への対応に向けた、グローバル規模でのガバナンス整備とそのポイントを紹介した。個人データの利活用については、法規制への順守、個人の権利保護のための対策を前提に進める必要性を説明した。

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社 シニアマネージャー 熊谷真知子
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社
シニアマネージャー
熊谷 真知子

第3部

第3部では、プライバシーの最新動向として、GDPR対応/運用に関する日本企業の抱える課題、及びプライバシー対策の取組みが進むデジタル業界の事例を、熊谷、および増田智一が説明した。熊谷からは、GDPR対応を機に、これまでのリスク管理の在り方を問う声やグローバルガバナンスのニーズが日本企業で高まりつつあることの紹介があり、増田からは、位置データなどのビックデータ活用を背景に、デジタルコンテンツや通信業界がどのようにプライバシー課題へ取り組んでいるかの事例が紹介された。

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社 マネージャー 増田智一
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社
マネージャー
増田 智一

パネルディスカッション

続いて、企業担当者や弁護士をパネリストとして招いたパネルディスカッションが開催され、モデレータは梅澤が担当した。

ソニー株式会社三上能之氏からは、自社におけるプライバシー対策の一つとして、製品開発におけるプライバシー影響評価の取組みについて、また、横河電機株式会社野木華子氏からは、グローバル規模のGDPR対応プロジェクトについて、具体的なエピソードとともに紹介された。渥美坂井法律事務所落合孝文弁護士からは、日本の官民におけるデータ利活用の検討状況として、関連法規制やガイドラインの紹介や、今後の展望に関する見解の説明があった。

ソニー株式会社 情報セキュリティ部プライバシーチーム シニアマネジャー 三上能之氏
ソニー株式会社 情報セキュリティ部プライバシーチーム
シニアマネジャー
三上 能之 氏
横河電機株式会社 経営管理本部 法務室 野木華子氏
横河電機株式会社 経営管理本部
法務室
野木 華子 氏
渥美坂井法律事務所 弁護士 パートナー 落合孝文氏
渥美坂井法律事務所 弁護士
パートナー
落合 孝文 氏
パネルディスカッション全体

クロージング

最後にクロージングの挨拶として、梅澤より、大きく変革していくプライバシー分野に関する最新動向や展望について、引き続き情報発信を行うこととともに、同分野への対策に向け取り組む日本企業に対し、そのチャレンジと変革をEYとして積極的に支援していくと訴えた。