財務会計アドバイザリーサービス(FAAS)

第4回グローバルコーポレートレポーティングサーベイ
「Can innovative corporate reporting build trust in a volatile world?」発行のご案内

2018.07.10

EY Globalの財務会計アドバイザリーサービス(FAAS)では、コーポレートレポーティングとガバナンスにおいて直面する課題を明らかにすべく、Longitudeと共同で1,000以上の大企業のCFOや経理・財務部長を対象にサーベイを実施いたしました。

このレポートでは、世界が現在どのように変化しており、その変化に伴いどのような課題が生じているのか、今後どのような対応が必要であるのかについて、CFOサーベイの結果とCFOやレポーティング企業の代表、EYの専門家へのインタビュー結果を分析し、考察しています。

本報告書が、日本企業のCFOの皆様にとって、自社の経営課題への取り組みを立案・実行する上で一助になれば幸いです。

詳細につきましては、英語版PDFをダウンロードしてご覧ください。

以下に、レポートの概要を日本語で紹介しています。


レポートのポイント

レポートのポイント

背景

コーポレートレポーティングは、ビジネスにおいて企業の信頼を向上させ、投資家などのステークホルダーに対して、企業戦略やビジネスリスク及びビジネス機会を明示し、経営陣の質的水準や経営陣が目指すものなどのメッセージを発信する役割を担います。

しかし今日ではコーポレートレポーティングによってもたらされてきた信頼は失われつつあります。簡単に情報が入手でき、入手した情報を不特定多数の人に拡散できるようになった今では、情報漏えいや非倫理的行為のようなスキャンダルは、企業の評判には致命的となります。企業行動に対する世の中の期待の変化についていけなくなってしまったり、個人データの保護の失敗によって一度落ちてしまった信用を回復することは困難でしょう。

そこで、このようなリスクを回避しながら、ますますコンプライアンスを重視するようになった世界で企業が成長していくために、解決すべきCFOの課題が生じてきています。

レポートの概要

企業を取り巻く環境の変化

CFOやファイナンスリーダーが考える、コーポレートレポーティングとガバナンスにおける課題とは?

コーポレートレポーティングやガバナンスが変化しているのは、次のような企業を取り巻く環境の変化が要因となっています。

  • Industry 4.0によるテクノロジー・データ革新
    最新のテクノロジーや高度なデータ分析が、企業の抱える潜在リスクに対して重要なツールとなってきています。
  • 政治・社会環境の変化
    今日ではBrexitや米国大統領選などでグローバル化とは真逆の自国優先の政治や経済政策へと変化したため、規制、会計基準、法的手続き、および倫理体制なども、大きく変化しています。

これらの変化により、多くのファイナンスリーダーたちは、コーポレートレポーティングの有効性に影響を与える重要な課題に直面していると考えています。

企業を取り巻く環境の変化

企業を取り巻く環境の変化により課題が生じる二つの領域

CFOやファイナンスリーダーが直面している課題とは?

企業を取り巻く環境の変化が、コーポレートレポーティング及びガバナンスにおいて、次のような領域に影響を与えています。

  • テクノロジーを活用した財務諸表の作成
    Finance 4.0と呼ばれるデータ分析や新しいテクノロジーは、財務管理の様々な場面で活用され、ビジネスに多大な付加価値をもたらし、非財務情報に関してステークホルダーから信頼を得る一助となります。
    テクノロジーを活用することにより、財務諸表は、低コスト・低リスクで、適時に作成されます。しかしながら、ファイナンスリーダーは、コンプライアンス遵守やプライバシーの保護が可能となるデータ管理の方法や、互換性のないシステム同士の連携方法といった大きな問題に直面しているのです。
  • 監査役会・取締役会による財務管理
    上述した企業を取り巻く環境の変化により、世の中やステークホルダーの期待が高まり、内部統制の強化、コンプライアンスの順守、及び不正防止が重要となってきています。このような環境の中で、監査役会及び取締役会メンバーが必要となる専門性を身に着けているかを正しく評価し、新たな能力開発の必要性を考える必要があります。
企業を取り巻く環境の変化により課題が生じる二つの領域

企業のCFOは今後どうすべきか?

CFOや経理・財務部長は、企業を取り巻く環境の変化により生じた課題に対して今後どのように向き合っていくべきか?

このような環境において、ステークホルダーとの信頼関係を構築するために、次のような対応策を講じる必要があります。

ステークホルダーとの信頼関係を構築するための対応策

Finance 4.0に着目し強力なガバナンスモデルを導入することで、コーポレートレポーティングが信頼を醸成する最適な手段として、CFOやファイナンスリーダーに用いられることになるでしょう。


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第4回グローバルコーポレートレポーティングサーベイ
Can innovative corporate reporting build trust in a volatile world?