アシュアランス
IASBの動向

公開草案「IFRS第9号「分類及び測定」の限定的な改訂」(IFRS第9号(2010年)の改訂案)公表

2012.11.30

2012年11月28日、IASBは、以下を目的として本公開草案を公表しました。

  • IFRS第9号の早期適用企業(適用準備を進めていた企業)によって提起されていた特定の適用上の問題に対処すること
  • 保険契約プロジェクトの中で識別された、損益計算書上における会計上のミスマッチ及び短期的なボラティリティーの問題に対処すること
  • IFRS第9号とFASBの暫定的な分類・測定モデルとの間に存在する主要な差異を解消すること

本公開草案では、以下の提案がされています。

  • 「契約上のキャッシュ・フローの特徴」テストを改訂し、契約上のキャッシュ・フローが元本と金利要素のみから構成される金融資産については、これらの経済的関係に調整が加えられていたとしても、当該調整が重要ではない場合には償却原価で測定する金融資産に分類するのに適格とする。
  • 契約上のキャッシュ・フローの特徴テストを満たす一定の金融資産について、FVOCIカテゴリーを導入する。
  • ビジネスモデル・テストに関する適用指針を明確化する。
  • IFRS第9号全体を早期適用せずに、企業が発行した金融負債に公正価値オプションを適用した場合に、公正価値変動のうち、自己の信用リスクの変化に起因する部分を、その他の包括利益へ表示するという規定のみを早期適用することを認める。
  • IFRS第9号の完成版の公表後、6カ月経過した時点で、それより前のバージョンのIFRS第9号を早期適用することを禁止し、完成版のIFRS第9号全体の早期適用のみ認めるようにする規定を盛り込む。

コメント期限は2013年3月28日です。

IFRS Developments第47号「IASBによるIFRS第9号の分類及び測定に関する限定的な改訂提案」にて、本公開草案の要点を解説しています。(日本語)

IASBプレスリリース(英語)

公開草案「IFRS第9号「分類及び測定」の限定的な改訂」(IFRS第9号(2010年)の改訂案)




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