アシュアランス
その他の刊行物

Applying IFRS: コロナウイルス感染拡大におけるIFRS会計上の留意点 2020年7月

2020.08.12

Applying IFRS コロナウイルス感染拡大におけるIFRS会計上の留意点 2020年7月 この新型コロナウイルスは世界経済に重大な影響を及ぼしている。多くの国が何百万という人々に渡航制限を課し、多数の地域でさらにたくさんの人々に対し検疫防疫措置が講じられている。多くの企業は収益の減少やサプライ・チェーンの分断への対応に追われている。一部の国はロックダウン(都市封鎖)を解除しつつあるが、そのスピードは緩やかであり、企業に混乱が生じた結果、何百万人という人々が職を失った。パンデミックにより、世界の金融市場や商品市場は著しく不安定な動きを見せている。各国の政府は、混乱が生じている業界や影響が出ている企業に対して、金融面の支援だけでなくそれ以外の支援を提供する救済策を表明している。

2月に我々ははじめて、「Applying IFRS-コロナウイルス感染拡大におけるIFRS会計上の留意点」を公表し、2019年12月31日に終了する年度のIFRS財務諸表を作成する際の財務上の影響を取り上げた。上記のように、状況が新たな局面を迎えていることから、IFRS財務諸表を作成する企業は極めて大きな課題に直面している。

本稿は、2020年に終了するIFRSの年次財務諸表及び期中財務報告を作成する際に、新型コロナウイルスのパンデミックに関する財務上の影響に対処するにあたり、企業が考慮すべき会計上の留意点をあらためて説明するためにアップデートしたものである。さらに、期中財務報告に関する開示上の留意点についても本稿では取り上げている。取り上げている論点は、当然のことながらすべてを網羅するものではなく、その適用可能性も個々の事実と状況に左右される。