IASB「のれんと減損」リサーチ・プロジェクトの動向

2020年3月25日 PDF
カテゴリー 企業結合

ディスカッション・ペーパーの予備的見解の概要

2020年3月19日に、IASBはのれんと減損のリサーチ・プロジェクトの一環として、ディスカッション・ペーパー「企業結合-開示、のれん及び減損」(以下、DP)を公表しました。

本DPには、以下を含むIASBの予備的見解が示されています。

  • のれんの償却の再導入は行わず、現行の減損のみのアプローチを維持
  • のれんの年次減損テストの要求を削除
  • のれん残高控除後の資本残高をBSに別途表示
  • のれんを含む企業結合関連の開示の拡充
  • 使用価値の計算方法の一部変更

コメント期限は2020年9月15日までとなっており、IASBは受領したコメントをふまえ、公開草案の策定に向けた再審議を行うことになります。

本動画では、DPに含まれるIASBの予備的見解だけでなく、これまでの企業結合に関する会計基準の設定経緯やFASBの関連するプロジェクトの動向を含め、IASBの当該リサーチ・プロジェクトの動向を幅広く解説しております。

関連資料を表示

1. 導入

(IASBとFASBの企業結合に関する基準設定経緯と、のれんの現行会計処理の3基準比較)

2. のれんの取得後の会計処理に関するIFRSの議論とIASBの予備的見解

3. のれんの取得後の会計処理に関するFASBのプロジェクトの動向

4. 上記2. 以外のIASBの予備的見解

(企業結合の開示と使用価値の算定方法の変更)

講師: IFRSデスク 原 寛

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