IPO(企業成長サポート)

2009年 新規上場会社の分析

2009.12.16

1.2009年1月から12月の新規上場状況

2009年1月から12月の新規上場社数は19社となる見込みです。08年は49社でしたから約6割の激減ということになりました。年の前半は07年12月期~08年3月期基準の会社が期越え上場を含め上場し、後半は09年3月期基準の会社を中心に上場しています。

リーマンショック後の景況の悪化に伴う業績の伸び悩み、株式市場の低迷による調達金額やコストへの影響、内部統制報告書制度の導入等の上場関連コストの上昇が複合的に原因となっているものと思われます。


2.取引所別の新規上場社数の状況

ジャスダックNEOを除くすべての市場区分で新規上場社数は減少しています。東証1・2部、東証マザーズ、ジャスダック、ジャスダックNEO、ヘラクレススタンダード以外では新規上場はありませんでした。

図表1 取引所・区分別実績
(単位:社)
取引所・市場区分 2008年 2009年
東証1・2部 7 6
東証マザーズ 12 4
ジャスダック 18 6
ジャスダックNEO 1 2
ヘラクレススタンダード 3 1
ヘラクレスグロース 6 0
名証セントレックス 1 0
札証アンビシャス 1 0
合計 49 19
※2期連続で上場がなかった取引所・市場区分は記載していません。

3.業種別の新規上場社数の状況

かつて二けたの上場社数があったサービス、情報・通信、不動産も大幅に社数が減少しました。サービスに含まれる2社、精密機械の1社は医療関連なので医薬品3社と合わせるとこの分野には景況感にあまり影響されにくい会社もあると考えられます。

図表2 業種別実績
(単位:社)
業種 2008年 2009年
サービス 12 3
医薬品 3 3
情報・通信 11 2
卸売業 3 2
不動産 5 2
その他製品 1 1
精密機器 0 1
輸送機器 0 1
電気機器 0 1
機械 2 1
化学 2 1
鉱業 0 1
倉庫・運輸 2 0
銀行 1 0
証券 1 0
小売業 5 0
非鉄金属 1 0
合計 49 19
※2期連続で上場がなかった業種は記載していません。

4.新規上場会社の主幹事の状況

08年は10社の証券会社が主幹事を務めていましたが09年は5社と半減しています。主幹事業務を行う証券会社の減少は気になるところです。

なお、新光証券とみずほ証券は09年5月に合併したため、図表では合算社数を記載しています。

図表3 主幹事証券会社別実績
(単位:社)
証券会社名 2008年 2009年
野村 14 7
三菱UFJ 4 5
みずほインベスターズ 7 3
大和SMBC 10 2
みずほ 7 2
日興シティグループ 2 0
東海東京 2 0
SMBCフレンド 1 0
高木 1 0
ディー・ブレイン 1 0
合計 49 19
※2期連続で主幹事実績のない会社は記載していません。


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